ビッグニュース　皇居外苑に息軒の屋敷跡の立派な標柱完成‼

令和3年2月24日、東京都千代田区の学芸員からビッグニュースが飛び込んできました。
安井息軒が江戸に開いた「三計塾」は実は場所が狭くなったり、火災で類焼したり…と実は
場所を20回ほど変えています。
その中で息軒が最も気に入った場所は、江戸城（現皇居）の半蔵門のすぐ近く、目の前はす
ぐ江戸城、東には金杉の海が、西には遠く富士山が見える絶景の場所で、息軒はここを、
「海嶽楼」（かいがくろう）と名付け、大変気に入っていました。しかしながら、ここも類
焼で移らざるを得なくなります。
現地にはつい数年前まで「ふくおか会館」が建っており、その一角の植込みのところに家型
の標示がありました。しかしふくおか会館も建て替えられて、表示がなくなって残念に思っ
ていました。
ところが千代田区では大切な文化財、ねばり強く東京都や至近のイギリス大使館と折衝を重
ねついに、新しい標示を建てられたというのです。このビッグニュースと共に、標示の写真

が送られてきました。
皇居外苑、半蔵門近く、千鳥ヶ淵の歩道の向かい側にこのような立派な標示が建てられると
は、さすがは我らが息軒先生。文久の三博士、その中でもNo.１の息軒先生です。有難いビ

ッグニュースで、関係の皆様に心からお礼を申し上げます。

こちらは以前の標示です。