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安井息軒顕彰会

理事長あいさつ

新型コロナウイルスが、2019年11月に発生が確認され、同年12月31日、最初に世界保健機関(WHO)に報告されました。その後、世界規模で爆発的に流行し、2020年4月1日現在の新型コロナウイルスの感染者はロイターの集計によると、世界全体で85万1000人を超え、死者は、4万2053人となりました。国内の感染者は同年4月1日午後6時半の時点で確認された人は、空港の検疫で見つかった人やチャーター機で帰国した人を含めて2362人となり、クルーズ船の乗客・乗員712人を合わせると3074人となりました。
このように、人々は、世界人類が、これまで経験したことのない未曾有の新型コロナウイルスの恐怖に日々おびえながら、大変不安な生活を送っています。このような、厳しい状況の中で、混迷の令和2年度を迎えました。
昨年度、私は、理事会において任期二年の理事長に選任されましたが、無事に一年次が終了し、引き続き、二年次の特定非営利活動法人安井息軒顕彰会及び宮崎市安井息軒記念館の事務の管理及び執行が始まりました。
宮崎市安井息軒記念館の事務の管理及び執行は平成29年度、指定管理制度になり、第一期は平成29年度から令和元年度までの3年間で終了し、今年度第二期、令和2年から同4年度まで新たな指定を頂き、顕彰会会員・記念館職員の総意に基づく、決意新たなワンチームの意思確認をしました。
ところで、安井息軒が1799年に生誕されてから、今年で221年になり、没後144年です。現在、息軒の旧宅は、宮崎市が平成29年度から3か年かけて国指定史跡「安井息軒旧宅」の屋根葺替え及び建物の部分修理や耐震補強などの保存修理工事が行われ令和元年11月末日に竣工し、立派な旧宅にリニューアルされました。
竣工を記念して同年12月に、新調されたきれいな畳の上で、「息軒かるた」の競技大会を行いました。
また、周囲の植栽等もよく整備され、旧宅の風情のある風景は、写真やキャンバスに納めたい気分になります。
令和2年度は、「第35回国文祭・みやざき2020」「第20回全国障がい者芸術・文化祭みやざき大会」《会期10月17日(土)~12月6日(日)》が宮崎県で初めて開催されます。加えて、10月24日には、「全国漢詩の祭典」が宮崎市民プラザ・オルブライトホールで実施されることになっています。現在、安井息軒顕彰会もこれに協力する形で、漢詩連盟や関係機関団体等との連携を図りながら、劇や合唱、漢詩吟詠と書道及び息軒展示コーナ設置等、各種の参加活動を推進する諸準備を行っています。
また、旧清武町は2010年3月23日に宮崎市と合併していますが、本年2020年3月23日が合併10周年の節目の年になります。
そこで、本年9月22日(火:秋分の日)実施予定の「安井息軒記念講演会」は、宮崎市清武文化会館で、「合併記念式典」と抱き合わせて開催する方向で宮崎市と準備を進めています。
なお、本年度の記念講演会は、合併記念のことも考慮して、講師を地元から選任しました。元旧清武町教育委員会教育長や旧きよたけ歴史館の館長などを歴任されました 神川 孝志 氏 に「偉大なり 滄洲、息軒そして朴堂先生〜修身治人の視点から〜」の主題・副題のもとで御講演をいただくことになっています。
さて、今年度も、これまでの顕彰会の素晴らしい伝統や実績をしっかり受け継ぎ、令和2年度の基本方針や目標に沿って、次の3点を重視しながら顕彰会及び記念館の事務事業を、すべての関係者が一丸となって推進します。
1つには、和をもって貴し、和みを活動の中心に据えて、息軒の教えや令和時代にふさわしく、会員相互の親睦を図りながら、楽しく充実した諸活動を推進します。
2つには、清武町中野の素晴らしい偉人である息軒に特化したこの記念館は、県都、宮崎市民の知性と教養を高め、品格のある人づくりを行う大切な文化施設としての機能をしっかり果たします。
3つには、各種の事務事業の事務の管理及び執行の状況の自己点検及び評価を的確に行いながら、成果につながるよう、諸活動を推進します。
以上の3点について、本年度も昨年度に引き続き、特段に努力していきます。
結びに、顕彰会や記念館は、息軒の優れた知性や仁徳に対する、宮崎市民はもとより、世の中のすべての方々の思いや負託に応えるべく、本会々員数(現在約150名)の増加に努めながら、より一層の活性化と充実を図っていきたいと考えています。
どうぞ、今後とも、数多くの皆さま方に当記念館にお越しいただき、息軒のことをたくさん学習してもらい、より一層の御理解と御支援を賜りますようお願い申し上げ、御挨拶とします。

令和2年4月1日

特定非営利活動法人 安井息軒顕彰会
理事長 齋藤義輝

顕彰の歴史

安井息軒宅跡

  • 日向地誌(平部嶠南、明治15年刊)によると、「中野邑十字街の西南畔にあり、明教堂址と一街を隔てて相対す。広さ2反8畝15歩、附属山林8畝24歩、息軒は滄洲の子なり、八世の祖を安井相右門衛門朝秀と云、慶長の頃伊東氏に事へしばしば軍功あり、子孫相尋で城下に居住せしが朝秀の玄孫七郎衛門朝宣兵学に精しければ享保中伊東氏朝宣を清武に移して清武の子弟に兵学を授けしめし依頼息軒に至るまで五代此に居れり、天保二年辛卯飫肥藩校改造の時、伊東氏息軒父子を飫肥城下に移すに及びて郷人某代って此に居れり。息軒は後に又飫肥を去て江戸に寄高せり」とあり、従って朝宣から息軒までの五代この地に居住していた。
  • 清武町では息軒とその旧宅について下記のように顕彰に努められてきている。

顕彰等の経緯

1915年(大正4年) 息軒に従四位を賜られる。
1923年(大正12年) 息軒遺宅が清武町新町に売家となって移される。清武村では息軒誕生地を買収し、宅跡顕彰が始められる。
1924年(大正14年) 安井息軒顕彰会を作り、浄財募金を開始する。息軒誕生地の整地、公園化工事にかかられる。
1929年(昭和4年) 息軒遺宅を清武村で買収し、息軒誕生地に移す。原型のまま保存しわらぶきで仕上げられた。半九公園(誕生地)を完成し、記念碑を碑文安井小太郎の撰、徳川家達の書で建立、『安井息軒略伝』(郷土の誇り)が刊行される。
1934年(昭和9年) 4月19日息軒宅跡が県文化財史跡に指定される。
1935年(昭和10年) 安井文庫を半九公園内に建立し、関係図書を保存することになる。
1950年(昭和25年) 半九公園内に先人廟を建立する。
1951年(昭和26年) 先人廟に息軒外29人を合祀する。
1955年(昭和30年) 安井忌軒80年忌祭と先人祭を行い、これにより毎年9月23日(息軒の命日)を先人祭の日とし祭典、講演会等を行う。
1959年(昭和34年) 清武小学校に安井息軒胸像が建立される。
1960年(昭和35年) 清武中学校に安井息軒胸像が建立される。
1964年(昭和39年) 9月24日の台風で息軒旧宅のわら屋根が大破する。
1965年(昭和40年) 息軒遺宅を瓦葺きで復元する。
1968年(昭和43年) 大久保小字校に安井息軒胸像を建立する。
1969年(昭和44年) 町内岡川の新設横に息軒夫人の佐代を記念して佐代橋と命名する。
1976年(昭和50年) 安井息軒顕彰会をつくり、9月23日に息軒百年忌祭を行い、息軒遺品展、講演会等を開催する。『息軒略伝』(教科書版150頁)を刊行する。
1977年(昭和52年) 10月12日息軒が教鞭をとった清武郷校、明教堂の創建百五十年祭を行い、安井息軒の全身銅像を建立し、『清武文教百五十年史』(B5版180頁)を刊行、忌軒関係の展示会、講演会等を開催する。
1978年(昭和53年) 安井滄洲の紀行集と滄洲随筆(B5版68頁)を翻刻し刊行する。
1979年(昭和54年) 安井息軒遺宅が5月22日付で国の史跡文化財に指定される。
1986年(昭和61年) 先人廟35周年事業として、9月21~23日先哲遺品展を開催する。
1987年(昭和62年) 『安井息軒書簡集』が刊行される(B3版340頁)
1989年(平成元年) 加納小学校に安井息軒立像を建立する。
1993年(平成5年) 史跡安井息軒旧宅保存修理が完了し周辺が整備される。
1994年(平成6年) 安井息軒旧宅内の先人廟が現在地に安井息軒廟として転新築される。
1995年(平成7年) 『歴史散歩きよたけ』第1集発刊 全66ページ
1996年(平成8年) 『歴史散歩きよたけ』第2集 「郷土劇脚本特集」刊行 全109ページ
1997年(平成9年) 『歴史散歩きよたけ』第3集 「清武川治水今昔物語特集」刊行
1998年(平成10年) 『歴史散歩きよたけ』第4集 「清武川の氾濫特集」刊行 全68ページ
1999年(平成11年) 安井息軒生誕二百周年記念特別展「安井息軒その学問の真髄と生涯」開催 同黒本刊行 全42ページ
同上記念講演会開催 講師 九州大学名誉教授 町田三郎氏「安井息軒の学問と生涯」
『安井息軒関連年表』系図・著書・家族年譜付刊行 全17ページ
『歴史散歩きよたけ』第5集 「息軒先生の漢詩を読もう」刊行 全94ページ
2000年(平成12年) 『歴史散歩きよたけ』第6集 「ふるさちの古い唄」刊行 全96ページ
2001年(平成13年) 『歴史散歩きよたけ』第7集 「石が語る清武の歴史」刊行 全65ページ
2002年(平成14年) 9月23日 安井息軒の偉業紹介と清武の歴史紹介の拠点と「きよたけ歴史館」落成
ガイドブック「きよたけ歴史館」青本刊行 全48ページ
同日『歴史散歩きよたけ』第8集 「息軒から須磨子への手紙」刊行 全57ページ
2003年(平成15年) 『歴史散歩きよたけ』第9集 「安井息軒門下の俊秀」刊行 全57ページ
安井息軒顕彰清武町・川口市交流事業がスタートする
2004年(平成16年) 『歴史散歩きよたけ』第10集 「川口市と安井息軒先生」刊行 全99ページ
2007年(平成19年) まんが「安井息軒」発行 漫画家:藤井龍二氏
2010年(平成22年) 清武町、宮崎市と合併
第1回「お佐代さんを偲ぶ会」実施 以降例年1月第1土曜日に実施
安井息軒の命日9月23日に第1回安井息軒記念講演会開催
講師 慶應義塾大学斯道文庫 髙橋 智教授
2011年(平成23年) きよたけ歴史館企画展 「安井息軒2011 新たな資料から息軒の人物像に迫る」開催
第2回安井息軒記念講演会開催
講師 早稲田大学 古賀勝次郎教授
2012年(平成24年) きよたけ歴史館企画展 「安井息軒2012 安井息軒と秋月種樹」開催
第3回安井息軒記念講演会開催
講師 梅光学院大学 中野新治院長
「みやざき三計塾」スタート
2013年(平成25年) きよたけ歴史館企画展 「安井息軒と犀潭・宕陰」開催
『息軒かるた』読み札募集
第4回安井息軒記念講演会開催 講師 國學院大學 木野主計教授
9月20日 安井息軒顕彰会が任意団体から特定非営利活動法人へ
11月10日 特定非営利活動法人安井息軒顕彰会設立の集い開催
2014年(平成26年) 清武町総合運動公園SOKKENスタジアム竣工
『息軒かるた』絵札募集・完成
第5回安井息軒記念講演会開催 講師 宮崎市教育委員会文化財課 井田 篤 氏
第1回 安井息軒顕彰書道コンクール開催 以下継続
第1回 息軒かるた大会開催 以下毎年開催
2015年(平成27年) オリックスバファローズ SOKKENスタジアムでキャンプ開始
SOKKENスタジアムに安井息軒の案内板設置 宮崎南ロータリークラブ寄贈
第6回安井息軒記念講演会開催 講師 元宮崎学園短期大学 田中司郎教授
2016年(平成28年) 第7回安井息軒記念講演会
一般向け 文化財課 井田 篤氏
第2弾 二松学舎大学 町 泉寿郎教授
SOKKENスタジアムにお佐代さんの看板設置 宮崎南ロータリークラブ寄贈
2017年(平成29年) 「きよたけ歴史館」改め「宮崎市安井息軒記念館」オープン
公益財団法人安井息軒顕彰会指定管理者に
8月 夏休みこども息軒塾開講 毎年実施
安井息軒記念館駐車場に記念館お散歩マップ設置 宮崎南ロータリークラブ寄贈
2018年(平成30年) 第9回安井息軒記念講演会開催 講師 慶應義塾大学 髙橋 智教授
第1回安井息軒自由研究作品展・発表会開催以降例年実施
2019年(令和元年) 第10回安井息軒記念講演会開催 中国湖南大学岳麓書院 特聘副教授 青山大介氏
文栄寺跡安井家墓地に案内看板設置 宮崎南ロータリークラブ寄贈
2020年(令和2年) 第11回安井息軒記念講演会開催
(兼宮崎市・清武町合併10周年記念事業)
旧清武町教育長 神川孝志氏
国民文化祭宮崎大会にて漢詩の祭典開催 息軒の漢詩が全国に向けて発信される
『安井息軒関連年表』再版発行
『まんが安井息軒』再版発行 宮崎市内各小中学校等寄贈

顕彰会の組織

令和2年度安井息軒顕彰会組織体制

各種事業紹介

令和2年度安井息軒顕彰会及び安井息軒記念館事業計画

会員募集

NPO法人安井息軒顕彰会では、本年度の会員の募集をしています。

年会費
一般会員 2,000円
賛助会員 1,000円
学生会員 500円
団体会員 5,000円

お申込み先:宮崎市安井息軒記念館(開館時間9:00~16:30)
※お問合せはこちらに。お気軽にお問い合わせください。

宮崎市安井息軒記念館

住所:〒889-1605 宮崎県宮崎市清武町加納甲3378-1
TEL:0985-84-0234
FAX:0985-84-2634
Email: sokken.yasui@pic.bbiq.jp

NPO法人 安井息軒顕彰会

住所:〒889-1605 宮崎県宮崎市清武町加納甲3378-1
TEL&FAX:0985-71-3005
Email:yasuisokken@yahoo.co.jp