当館前学芸員青山大介氏論文掲載図書刊行🌈
当館の前学芸員、現宮崎大学学び・学生支援機構特別准教授 青山大介氏の論文が掲載されている書籍が本年10月3
日、刊行されました。二松学舎大学東アジア学術総合研究所日本漢学研究センター 日漢学研究叢刊4集としての刊
行です。編者は王 宝平教授・町泉寿郎教授、発行所は汲古書院です。
論文タイトルは、
安井息軒による明治初期の日中学術交流
ー「応宝時」『左伝輯釈』序」跋」と「書「『論語集説』沈序」後」ー
です。明治以降を除けば、日本と中国の関係は師弟関係の如きで、日本の書籍が中国に移入され、しかもそこで評価
をされることは誠に稀なことでした。そこに一石を投じ、高く評価された安井息軒。誠に偉大な日本が誇る学者です。
ご覧になりたい方は、記念館の図書閲覧室に置いておきますので、ご覧ください。
なお同センター、同発行所刊行、2019年7月25日刊行の下記書籍にも同准教授がまだ中華人民共和国、湖南大学岳麓
書院の特聘副教授であった時代に寄稿した
安井息軒「弁妄」に見える忠孝観念の性格
-井上毅「教育勅語」との共通点に注目してー
が掲載されている書籍「日本漢文学の射程」も置いてあります。
ご来館の際はぜひご覧ください。