令和6年度宮崎市安井息軒記念館 冬の特別企画展
安井息軒は宮崎が生んだ「日本一之儒者」[黄遵憲・読書余適序]です。
儒者とは、研究者・教育者・政治家を兼ねた存在です。これまでに当館は息軒の研究者としての側面を令和4年度「明治の息軒」展で、教育者としての側面を令和5年度「息軒の娘」展でご紹介しました。今回、政治家としての側面を取り上げるにあたり、次のようなテーマを設定しました。
もし安井息軒が現代の選挙に立候補したら・・・
幕末維新期という先行き不透明(VUCA)な時代。藩や幕府の下問に応えた息軒の提言には、意外にも、現代社会が直面している問題に関わるものがいくつもあります。もちろん今の価値観にそぐわない表現もありますが、息軒の普遍的な問題意識から学べるものは少なくありません。